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覚えていることです。
かつて浦部くんという同級生がいたのだけど、ベーコンというあだ名だった。経緯としては浦部→うらべ→べーうら→ベーコン、みたいな感じだったと思う。思えば別に関係のない食べ物の名前をつけられていたのが面白い。
小学校のころに手品ショーに行った。私は手品が少し趣味だった時期があり、意気揚々とタネを見破るつもりだった。一番前に座って親と見ていた。子供だからマジシャンからいじられることも多かった。「このあとどうなると思う?」みたいに訊かれて、ひねくれた回答をしていた。破いた紙に水をかけると、うどんになるマジックがあった。紙から変化したうどんを食べたのを覚えている。なんとなく手品ショーでうどんを食べる、という構図が奇妙で味は覚えていないけど冷たくて固めだったと思う。器が二重底になっていて破いた紙を混ぜるときにひっくり返し、もともと底にあったうどんが出てきたのだと思っている。たしか自分で調べたか、考えたかで仕掛けを知った。