ネットを遮断するためにネットカフェに籠って一気に読んだ。アニメ化もあって気になっていた。ヘルべチカスタンダードしか読んだことなかったです
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1話、「なにかの花の香りがした」で終わるのすごいというか、いきなり伏線でもなんでもない情景描写が挿入される唐突さが面白くもあり叙情的でもある
ここから13巻もどう話が続くのか分からない
偶然の連鎖がいたって真面目に物語を動かしている面白さがある
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14話「ビューティフルバード」瞬間を閉じ込めようとして写真を撮るというテーマ、好きなので好き。
15話、二人乗りで警官に捕まりそうになる場面があるけどこの頃すでに二人乗りって違法だったんだっけ?
16話「CITY南イレブン」でちゃんと11人分の設定があるのすごい←これはこの話だけでなくこれ以降も全員が重要な役割を果たしていたので当然といえばそうだったのだけど、ちゃんと描き分けておりすごい
22話「友達」好き これ以降のまつりとえっちゃんのエピソードは全部好き
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34話、泉わこが全編七五調のモノローグを展開する話。この話に限らずあらい先生は七五調が好きすぎてすごい。「絵描きうた」も考えてみると七五調がメロディに落とし込まれているなーと気付いた
この話においてマカベ(洋食屋)店主の身体が真っ二つになる描写があるのだが、そこで身体の断面がなんの脈絡もなく世界地図になっておりすごい こういう唐突なモノの組み合わせがあらい氏の個性なのかもと思う。
わこがオムライスを食べることを「プラグイン」と表現しているが、これは東雲なのっぽい
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45話、えっちゃんが何かを発表するときドラムロールを口ずさむのは、3話でまつりがドラムロールを口ずさんでいたことと重なる。あとえっちゃんが引っ越すことを言い出すときに紙パックのストローをたくさん噛んだ跡が示されるのもいいな
ラストで一旦登場人物全員集合みたいになるのもすごい ここでそれをやるんだと思ったし、(町一番の富豪がパーティを開いたという)半ば強引な理由で全員が集まるカタストロフ?がある
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泉りこさんかわいい~63話は泉りこが日常でギャグ的なハプニングに見舞われるサイレントの回だが、シュールな走馬灯が挿入されることで彼女の人生や姉との絆が垣間見える感じがいい
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けっこうオムニバスみが強いというか、短編集みたいにエピソードが独立した巻だと思う
75話「お別れ」海外へ引っ越すことを友達に告げるもボケられて話が通じない……という回で、ラストはボケてはぐらかしていただけで本当は泣いていたというオチ、予想はついたけど良い。喜劇ではありがちかもしれないギャグが感情を隠すためだったと分かることで印象が変わる仕掛けだけど、こんな荒唐無稽なギャグを連鎖させたところで唐突にやられると効いている感じある
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87話「凍った魚」のスピード感すき
93話でなぜ轟が泉わこの名前を知っていたかわからない
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レース編。泉姉妹がなかなか揃って登場しないように思っていたが、ここにきて合流して黒幕的な存在になるのは熱いし、単純に好きなキャラだったので嬉しい。レースという題材ゆえやりたい放題に突き進むことと唐突なギャグがマッチしているけど、中学生女子二人の別離というエモーショナルな場面に帰着させるのかっこいい
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表紙含めてしあちゃんかわいい。泉りこさんと並んで好きです。
117話のまつりかわいい
116話「初恋」、初恋は実はさっちゃんのことだったというのはありがちかもしれないけどいい
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123話の泉りこのくしゃみかわいい
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「泉りこの寝ぼけ」と題されたエピソードだけが展開される巻。彼女が寝ぼけたまま自らの発明品で空を飛んでしまい、それを立涌くんが追いかけるだけの話だが、しだいに突飛な方向へ展開して海賊や宇宙人が登場する。読んだ時間帯が眠かったこともあり悪夢を見ているような疲れがあった。これまで1話単位でやっていたことを1巻分まで引き延ばして展開するとこうなるよ! 私の想像力は止まらないから際限なく続けるとここまでいっちゃうもんね!だからいつも1話で収めてるんだよ! と作者から示されたような気分になる。
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161話「ガッチガチ」しょうもなくて素晴らしい。ホットドック買ったらチーズが固まっておらず、入っていた容器の蓋にチーズがついている……というだけの話だけどこれが面白く描けるのがすごいのかもしれない。
153話で南雲が返済金をさらっと用意してしまうのすごい(おばばに拒否はされるけど)。ずっとこれまで引きずられてきた、これまで物語を駆動していた要素だけど簡単に解決してしまうというのは変なリアルさがある
思えばこの「CITY」は途中から途中までの話だなと思う。いちおう物語に山場を作るための塔やレースや市長選は設定されているけど、あくまである町のランダムな期間を切り取って観察しているだけのように感じる。だから返済金も突然用意できたり、突然引越しが決まったり、ふられたり恋が実ったりする
167話「お別れのあいさつ」最高。街(CITY)を出る前になじみのある場所へ軽くタッチして回っていく、というのはおまじないめいたシュールな行為だけど、当人にとっては大事なのだろうしその気持ちはわかるな~。あとまつりに対して「触ったら初対面になる魔法がかかってるから」で誤魔化すのもいいですね。こういうギャグの中に仮託された思いが垣間見える瞬間や、突飛な設定を突き詰めた先に一周回って純粋な思いが露出する感じもあらい氏の作風なんだろう。
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見開き全員集合を既にやってしまったので、そういうのはなくてかなり駆け足でさらっていった感じがある。しあがどうなったのかとか、ヒカリダケ劇団の末路とかはわからない。
そもそも群像劇が好きだから好きにならないわけはなく、全体を通してこれがあらゐけいいちか~と分かった。唐突過ぎるモノ同士の組み合わせがバタフライエフェクト的に、いたって真面目に物語の展開に寄与していく感じ。主人公である南雲のガサツだけどピュアな性格、にーくらのツッコミ適正もあっていい二人だと思った。泉りことしあさんが好きだったけど、物語内で美少女キャラを付与されているキャラだったので当然かわいいよなとも思う。あとよく知らないだけだけど大学生の日常系、青春みがあるのもいい。こういう大学生の青春漫画みたいなのって初めて読んだかも!
