nikki_20220530「好きなツイート3」

 

isitsutbustu-todoke.hatenablog.com

 

 変わらず労働などした。書くことがないときにするコーナーみたいなのの手数をもっと増やしたい気持ちはある。ツイートは常に大量のものが移り変わっていくため、これはいつまでも尽きそうにないのでよい企画かもしれない。

 

 

 

 

 

諏穂井(すほい) (@suhoi_dayo)
みんなと同じ海を見たかもしれん 海はつながっているので

 

 「海が繋がっている」という事実には趣深いものがあり、感傷的でもある。空もつながっていて、ポジティブな文脈で「同じ空の下」という言い回しはよく見かける。地球もそうであり「宇宙船地球号」などと言われているけど、それは海も同じなのだ。でも海って地球よりも身近であり(認識しやすいので)、空よりかは非日常的だったりする(海のない県もあるし、日常的に海を見ない人もいるので)。そして水平線という視界の限界が、空よりも果ての無さを感じさせる。そういう神聖さ、穏やかさや時に荒れ狂う不安定さなどを包み込む存在として僕は海を認識している。ゆえに「同じ海を見ている」という事実には不思議な響きと不穏さがあるなと感じる。「海がつながっている」という言い回しで思い出すのは以下のツイートでもある。この事実ってやはりよいものがある。

 

 

すずきじゅんじ (@fkgwfkgw)

しかたないので、明日私と一緒に海に行ってくれる人をTwitterで募集します それぞれ最寄りの海に11時集合でよろしくお願いします、海は全部つながっているので 海が遠い人は川でもいいし、自宅の水道の前でもいいです 全部海につながっているので

 

 

 

 

 

レストラン (@amks916)
こんなヒラヒラがあっても意味なかろう
水着など肌が隠れれば一緒ではないか。
 
そ、そうか?
ふむ、甲冑とは勝手が違うのだな…

 

 これかなり好きで、折に触れて読み返している。一見して何を言っているのか分からないようで、だんだんとその一場面が浮かんでくる感じ、確実にどこかで目にした気がする光景を喚起するデジャヴが面白い。こういう発作的に別人格が現れるツイートみたいなの本当に好きで、その前後のツイートがまともであればあるほど異常さとシュールさがあってよい。なぜ好きなのかと言われても説明できないが、「書き出し小説」や一行詩のような短い文章から想像が引き出される感じが心地よいのかもしれない。ダヴィンチ恐山氏はそれを自分でまとめている。

 

note.com

 

ダ・ダ・恐山 @d_d_osorezan
あまりじろじろ見るな……私のように剣術一辺倒な女の水着など見ても、面白くもなんともないであろうに……。

 

ダ・ダ・恐山 @d_d_osorezan
 …っても、いつまでも俺の服を着せてるわけにもいかないしなぁ……

 

これとか本当にすごい。短いけど噛むほど味が出てくる

 

ダ・ダ・恐山 (@d_d_osorezan)
何を言っておりますの?
もうとっくに我が家の敷地内ですわ

 

 

 

🐄うたうた🐄 @utauta_ant
 インドのニュース
 列車が20分早く到着したからみんなで踊ったとの事

 

 

 元ツイを貼ります。たのしそう。

 

 

 

 

中村彼方 (@kanata_nakamura)
歌を歌ってほしいときに
「ママ、おんがく、きこえて?」って言うのかわいい。
自分の中の語彙力を総動員したんだろうなあ。
歌じゃなくて音楽って言うのも個人的にうれしい。

 乳児の語彙はほかの人を聴くことで培われるという、その事実の尊さがある。ママはもちろんとして、「おんがく」という言葉になるのがまずよい。まだ「歌」という語彙を知らないわけで、それは中村氏が作詞家であることと関係しているのだろうかと想いを巡らす。「きこえて」という「音楽が聴こえる」という能動形しか知らない、「聴かせる」という使役を知らないのも確かにそうだよな、と思える。でも「おんがく、きこえて」という言葉がやわらかい響きになっている。好きです。

 

 

 

 

 

後にツイートが消滅していたときのために説明しておくと、パスワードが分からず垢を消せないので「#援交」とつぶやいて自分自身を凍結させたという話。かっこいい~。「パスワードが分からないので自分自身を凍結させる」というシステムの穴をついてハッキングしたチートっぽさがよくもありつつ、消滅の呪文がこれであるシュールさもあって絶妙な面白さがある事例だ…。

 

 


 おやすみなさい。