日記_2022/1/11「2021年に読んだ本振り返り」

 

 この前の記事で1万字近く2021年に聴いた曲を振り返り、その直後に書いているのでとても疲れている。短くなると思いますが、ついでで読んだ本について振り返ろうと思います。scrapboxのスクショになりますが一覧

 

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以下は短編です。

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少ない少ない少ない少ない少ない少ない少ない少ない少ない少ない少ない少ない少ない少ない少ない少ない少ない少ない少ない少ない少ない少ない少な

 

 疲れているのでオモコロのような語彙になったのだけど、少ないという言葉しか出ないですね。多いように見えるのだけど、歌集などが多くて小説や評論は20冊くらいしかないので本当によくない。よく考えると月1冊くらいなのかもしれないが、このペースだと死ぬまでというか社会に出るくらいまで読めない本が大量に出てくる。1年でこれかという落胆があるのだけど、後悔とか書いても何もないのでいくつか述べて終わります。そもそもじゃあたくさん読んだら何になるの、何のためにたくさん読みたいのと言われたら興味を満たしたいから以外思いつかないし、それでいいかと思っている。

 

 このなかで一番とか人生に残るみたいなのはそこまでない。母数が少ないのだと思う。ひとつ挙げるならpanpanya作品だろうか。かなり好みというか、自分がいままで馴染みのなかった「漫画」という媒体で好きな部類があったんだという喜びがあった。これを起点として好きなものを探りたいという意欲を掻き立てられてよかったです。日常系みたいなのが好きですね。

 あと今年でかかったのは初めて文学以外で人文系の文章を読んでみたことかもしれない。上だと「幸福論」「物語論 基礎と応用」が該当する(感傷マゾ、新本格ミステリを識るための100冊、短歌教室あたりは微妙なライン)。どちらもよかった。アランの「幸福論」なんかは難しい言葉遣いだけど、最後の章で伏線回収みたいな爽やかさとかがあったしわりと哲学書に対するハードルを下げてくれたと思っている。哲学とかに特になにか目的があるわけでもなく、気になったタイトルから読んでみている。自分がこれまでぼんやりと考えていたことや無意識にしていたことが、先達によって如何になされていたかが分かるので楽しい。あくまで本命はミステリにあるのでそこを中心にしつつ、今年も読んでいけたらと思う。

 あと詩歌系も面白かったのだけど、サクサク読めるならもっといけるだろという気持ちがある。木下龍也、岡野大嗣、宇野なずきあたりは日常のズレや悲哀みたいな作風が特徴的だと感じた。好きだし、自分で作るならそうなりがちなのだけど八上桐子「hibi」(これは川柳)だったり笹井宏之あたりのやわらかい、幻想的なものも好きだなあと感じている。このジャンルを今年は開拓していってもいいのかもしれない。

 ミステリ、「東西ミステリーベスト100」にあるものを全部読むぞと決めているのにこのざまで本当に情けない。短編はいろいろ図書館で拾い読みしたけど、長編は10冊もないな。ほぼ小中学校で読んだ本格ミステリの知識で生きている。まずは「紅蓮館の殺人」の続編にあたる「蒼海館の殺人」から、と思うけど有栖川有栖「双頭の悪魔」を読み始めてしまったのでそちらからいきたい。今年はかならずこれ以上読むようにします(宣言)。

 ミステリ以外だと泉鏡花尾崎紅葉が目立つが、これは読む必要があったので読んだ。初期の方の面白さは分からなかったし、中期や後期になると話は面白くなる(幽霊などが出てくるので)。しかし依然として古い言葉遣いは読みにくいな~と思う。あとはSFもいくつか読んだというか、ちゃんと長編とか読むようになったのは今年くらいかもしれない。ミステリとは違った設定をどう生かすかとか思考実験みたいな面白さがある。読みかけのアンソロジーが複数あるので消化していきたい。

 漫画も少ないとはいえ、いろいろ読んだなあと感じる。主にサブカルチャー系で、好みの作者や気になっている人はまだまだいるので、お金と相談しつつ読み進めていきたい。いまは「少女終末旅行」を読もうとしてます。

 

 こんな感じでしょうか。もっと来年は語れるように工夫します。

 おやすみなさい。