nikki_20221113「Mr.Childrenの好きな曲を書いてみる」

 

Mr.Childrenのすきな曲について書く。家族の影響で小学校高学年のころ顕著に聴いていた。両親がTSUTAYAでレンタルしたアルバムをパソコンやCDに移して車で流したりしていたのだけど、容量の問題でアルバムオリジナル曲は削除したりしていたので知らない曲はかなり多い。ゆえに有名曲ばかりにはなるけど、好きな曲は本当に何度も聴いていた。


星になれたら

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いいですね。上京などというのは程遠い頃ではあったけど、こういう感情なのかなと思いを馳せていた。高揚感と不安のない交ぜになったような、列車が動き出すような疾走感がある。2番の「何かに つまづいた時は/空に手をかざしてみよう/この風は きっとどこかで君と/つながっているから」という歌詞が好きで、小学校を卒業するあたりで身に染みていた気がする。

 

君が好き

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幼いながらこういう夜の雰囲気を音楽で出せるのすごいなと感慨にふけっていた記憶。Cメロあとの間奏で流れるメロディーが最高で、半音で上がるところであ~気持ちいい~となる。同じアルバムの「蘇生」「one two three」「youthful days」「いつでも微笑みを」「優しい歌」あたりも好きです。

 

くるみ

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未来という存在を「くるみ」という人間に仮託している歌詞らしい。温かい曲調でありながら、清濁併せ吞んだ歌詞なのがいい。「誰かの優しさが皮肉に聞こえてしまう」「希望の数だけ失望は増える」などの歌詞、印象深いですね。半音で下降していく進行で「とはいえ暮らしの中で~」と歌うところも胸が締め付けられる感じがしていい。同じアルバムで「花言葉」とかも好きでした。

 

通り雨

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通り雨ってわりとネガティブなモチーフからポジティブな曲がでてくるのすき。曲の時間経過と雨が過ぎていく様子がリンクしているようで、Cメロの「雨上がりの街にある特有の匂い」「何かをリセットしたような気配」は転調?も伴ってよく分かる。そこからサビに戻ったアウトロもまた得も言われぬ雨上がりの雰囲気を出していると思う。すき。同じアルバムの「箒星」も本当に好きです。

 

Another Story

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同じアルバムから。ストーリーがあり、不安を抱えながら夜のバスが走っていく感じがいい。こみ上げる葛藤を描写するように絶妙なタイミングで入って来るサックスソロも素晴らしい。曲の最後にピアノがポロン、と鳴るのもなんというか二人の姿が見えてくるようでいい。「箒星」も本当に好きです。

 

水上バス

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ここまで春の光が満ちた雰囲気をそのまま写し取った曲ある!?という名曲だと思っています。「ぼんやりした幸せが満ちてく」って歌詞いい。同アルバム収録の「東京」も幼心ながら好きだった。

 

I'm talking about Lovin'

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スイングしたリズムの曲が好きなので…というかスイングしたリズムが好きになった一要因の曲かもしれない。冒険心がくすぐられるような歌詞と音がいい。同じアルバムで「擬態」「ロックンロールは生きている」「蒼」「fanfare」「Prelude」も好きです。

 

終わりなき旅

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人生のオールタイムベストだと10位もしくは5位に食い込むかもしれない名曲。受験とか吹奏楽の大会とか、そういう何か大きな節目の前には必ず聴くようにしてきたルーティンの曲でもある。どの歌詞がいいとかではなくもう全部がパンチラインだし、7分あるだけの重み、延々と続いていくアウトロが自分の足取りになっていくようなよさがある。

 

名もなき詩、口笛、HANABI、エソラ、innocent world、Sign、旅立ちの唄などなどあまりにも有名な曲は意識して外した節があるけど、その外した曲もどれも本当に好きです。音楽はだいたい5分で終わるものだと思っていたこと(ゆえに最近の曲はとても短く感じる)、ポップスが好きなことの一因はミスチルから来ているだろうと書きながら思った。こういうメッセージ性の強い歌詞は逆にいまは謙遜しがちで、ともすれば痛さや青さすら感じるようになってしまった。けれどもこうしてたまに聴くと本当によいし、人生の一時期を彩っていた曲だなとしみじみする。