nikki_20220731「創作」

 


寝たいときに寝て起きたいときに起きるのを繰り返した結果、就寝時間が少しずつずれて1周しそうになっている。この土日は前日にも言及した「無色透名祭」が開催された。自分もこっそりと投稿したところそれなりに反響があったため、それに翻弄されていた土日だった。たくさんの人が言及していると思うが、やはり再生数は指標にならないと個人的にも感じた。自分にとってよいと思う曲がたくさん再生されてないことも、そこまでよいと思わない曲がたくさん再生されていることもごまんとあった。一方で知名度関係なく新しい作り手に出会えた人もたくさんいたようで、確実に意義のあるイベントだったと思う。突き詰めると自分が好きなものをつくることを一番のモチベーションにおくべきだと痛感した。

 

自分が出した作品についてもいろいろ考えつつ、6月あたりに京都アニメーションの聖地を回っていたことは無駄ではなかったとしみじみ感じていた。直接的に影響を受けたわけではないのだけど、創作をするうえでのやる気みたいなものは受けていたと思う。結果として6月下旬~7月まで4つくらいのものを作って出したのだけど、その背景にはこれらを回った体験があった。

 

nikki_20220525「京都探訪記」 - 遺失物取扱所

 

nikki_20220615「京都探訪記2」 - 遺失物取扱所

 

これを失ったらもう何も無いという状況でそれでも自分であるために創作をする、ということに対して憧れがある。それは苦しいものだろうし、当事者からすれば馬鹿にするなと思うかもしれない。それでも憧れる気持ちはある。

 

あのときに見た響けユーフォニアム、スピンオフのリズと青い鳥では、ここを退いたらもう何もないような場所で音楽をしているような、あるいはこうありたいという願い、その痛いほどの切実さを伴いながら走り抜けている彼女たちを見ていた。その作り手や彼女たちに尊敬を捧げつつ、自分もそうあれないかと思いながら創作していたところがある。

 

けいおんにはそこまでの切実さはないものの、彼女たちの何気ない日々の堆積が音楽となって爪痕を残し続けていることに対する感動、音楽と共にあった3年間のことに思いを馳せつつ、自分もそれくらい夢中になれたらと追いかけながら創作していたところがある。

 

だからなんか本当にありがとう…みたいな気持ちになっていたのだった。一方でもう終わったのだから脱却して次のすべきことに取り掛からねば、と思いながらこれを書いている。おやすみなさい。