nikki_20230106「プレイリスト31」

nikki_20221117「プレイリスト30」 - 遺失物取扱所

 

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書くのが遅くなってしまったため、このプレイリストにあるのは10~11月ごろに聴いていた曲になる。年末には年間ベストの音楽を紹介する記事をいくつか読んだけれど、kuyayamisakaはわりと名前を見かけてうれしかった。kurayamisakaという名前もジャケットもmvもすべて薄暗い印象で、アルバムの軸となる物語も少女二人の別離。そこから立ち上る執着・渦巻く感傷のようなものがシューゲイザーにのせられていてよかったです。

 

薄暗いだとひがしやしき「つくばで死体遺棄はこのなかで一番きいた曲だと思う。タイトルから分かるように死体を捨てに行くだけの曲である。繰り返されるサビ(hook?)がやけにキャッチーで何回も聴いたわけだけど、全体的に漂っているのはどうしようもないやりきれなさである。それが心地よくもあった。

 

ヘクとパスカル「fish in the pool・花屋敷」は、youtubeにある海外の人が日本の曲を勝手にまとめた無断転載プレイリストで知った。よくないけどプレイリストで意外とよい曲を知れたりする。クラリネットやバイオリンがメインのインストで、花屋敷の情景やかおりが立ち上ってくるような可憐な美しさがいい。

 

MItsukiyo「Bunny Bunny Carrot Carrot」はブルーアーカイブ(ゲーム)のBGM。同じくミツキヨ氏の「夢箱」というアルバムも聴いたけど、ブルアカではkawaii future bass、「夢箱」ではボサノバやピアノインストなど振れ幅の広いインスト曲を大量に作っていて衝撃を受けた。もともとのメロディを考えるセンスがいいから、キャッチーなのも切ない曲もいけるのだろうと思う。すごい。

 

メロディセンスだと赤い公園「紺に花」も素晴らしく、アニメOPのような雰囲気を感じた。疾走感と切なさとメロディにピアノストリングスのアレンジといいすべてが完璧でびっくりしてしまう。インターネット情報によると星野源氏が雑誌で2020年のナンバーワンの邦楽にあげた曲らしい。いつか雑誌を手に入れて読んでみたい。

 

ひなビタの楽曲群については以下で触れています。

nikki_20221209「日向美ビタースイーツ♪『HINATABI BITTER SWEETS♪ BEST』」 - 遺失物取扱所

 

リーガルリリ「the Radio」「the Post」の2つのアルバム聴いたのみで止まっているけど、どちらもすごくて満足してしまっている。思うのは戦争というのものがテーマにあるんだなということで、これは「リッケンバッカー」を聴いているだけでは分からないことだったので聴けてよかった。舞台というモチーフが出てくる「こんにちは。」が好きです。

 

agraph「silvery white」牛尾憲輔「speed of youth」はひとつの情景がゆらめいて切なくなってくる感じ、Midwest Pen Pals「Movies Like Juno」の粗削りな衝動の感じ、Twitter経由で知ったけどよかったです。Kabanagu「グラニュー」あたりも最近になってよさが分かりつつある……。こんにちは谷田さんのアルバムもなんで聴いてこなかったんだろうという感じで刺さりました。