この日は京都へ行った。特に宇治、前回行けなかった響けユーフォニアムの聖地を重点的に回っていました。多くは語らず写真にコメントを添えて日記とします。
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出町桝形商店街
これなのですが、人生でたべたお餅のなかで一番おいしかったです。ふわふわ、とろとろ、もちもちのどの言葉でも形容できるお餅ってはじめてかもしれない。それに豆のしょっぱさとあんこの甘さが合っていて100点満点でした。20分ほど並ぶ甲斐はある。
なんとなく豆腐屋でところてんを買って鴨川で食べました。初体験だったのだけど、ところてんって単体だと本当に味がないんですね。やっぱり商店街って人と人とのかかわりがそのまま残っていていいなとなりました。古本屋などを物色して宇治へ。古本屋では常連と店主のおじいさんが映画の話をしたりしていて、よかった。
大吉山
まずは大吉山の展望台へ登る。上るのにそれなりに疲れたものの綺麗でした。これくらい解放感があると楽器吹いたり叫んだりしたくなるのもわかる。ベンチに座って曲を聴いていると風が吹いてきたのも爽やかでよかった。3期でも出てくるんだろうか。
宇治の観光街
観光センター。若者の姿もちらほらあったのと、修学旅行生が自由散策しているぽかった。しかし聖地巡礼しているような学生はいなかった。当然か…。平等院もあるし。そもそも宇治に来たのに、平等院鳳凰堂を完全無視して行動している方が少数派説がある。たしかに平坦な土地と穏やかめな気候でゲームのフィールドマップっぽく、自由散策するのには向いた場所だなと思ったり
観光もしないと、ということで抹茶やアイスを食べる。観光センターには人がいたけど例のベンチはぜんぜん人がいなかったので、巡礼目的の人はあまりなかったのかなと思ったりして、独占していた。座りながらいろいろ思いを馳せ、涼しい風が通り過ぎて行った時間がこの旅でいちばんよかった体験だったかもしれない。
河川敷
例の水管橋のある河川敷へ赴いたが、草が伸び放題で面白かった。ネットで調べるに、かつてはここまで伸びていなかったっぽいので時代というものだろう。たぶんアニメは放映されているときに聖地へ行くのがいちばんよい。
観光街から離れると、見事なまでに何もない郊外の土手が広がっていた。こういう風景がすきなのでとてもよかった。全体的に高い建物がないので見通しが良く、それがかえって何も無さを際立たせている。どんよりした天気もあいまってありのままの生活がそこにある感じがした。よい。
高校
学校の周りでうろうろするのは怪しくて長居はできなかったが、そのまま作中で出てきた高校があった。ただ坂つづきの団地をくぐりぬけ、歩きで到達するのはかなりしんどかった。久美子たちはさすがに歩きで行ってないと信じたい。周りは団地?というか住宅街が密集しているなあという感じで、生活感がよかった。
京都アニメーション(木幡)あたり
関連するお店など
最初のは三室戸にある和菓子の幸栄堂。いろいろ飾ってあるらしい。17時過ぎて閉まっていたのでリベンジしたい。次にあるのは黄檗の中路ベーカリー。怪物のような映りになったものの、作中に出てきたフランクデニッシュがある。ありそうでなかったパンであり、おいしかった。夜にもかかわらず地元の人がふつうにパンを買いに来ていたのでよかったな。地元の気軽に訪れたいパン屋さん、といった趣だった。近所にあったら通い詰めるかもしれないようなアットホームさがあった。
京阪六地蔵駅
最終目的地。既に辺りは真っ暗だったが、何回も登場した駅のモデル。ホームには撮影者向けの注意事項があったり、宇治行きのホームにはいまだにキャラのイラストが飾られていたりした。帰り際の人がちらほらいたので面と向かって撮影はできなかったな…。それでも景色はそのままでよかった。ミッションコンプリートしたので帰る。
総括
楽しかった。前述したように宇治あたりは観光地としても自然が多く穏やかな街で、アニメ関係なく場所として素晴らしかったです。それ以外は普通に郊外の町!といった印象だったのだけど、何もない郊外がすきなのでよかった。
直接ドラマとして舞台になったわけではないにしろあの雰囲気を受けて作品はできていて、そのなかで登場人物たちは息をしている…小さな町のあの雰囲気のなかでいろんな感情が交錯し、それをカメラで静かに捉えるまなざしが結実し、作品になっていること本当にありがたい。うれしいことですね。
そして聖地の範囲が広い!まともに歩いたりして制覇しようとするとかなり大変だと分かりました。前回も思ったのですが、なかなか歩いていてここが元の場所だと見つけるのが難しい。つまりはそれだけ自然な風景を何枚も撮って選出したってことで、ロケハンとかどうやってやってるのか気になるところではある。ということでおやすみなさい。