nikki_20230424「無題」

 

前に書いてから1週間近く経過している。同時にやってきたふたつの大きい締切に追われていた。なんとか終わったかと思えば、単位が足りないことが分かって奔走したり(未解決)していた。ちょっとでも今後のことに気が行くと肝が冷えて日記書いてる場合じゃねえ!となりながらも、現実逃避で書いている。

 

思い返せば1か月以上前になるのだけど、熱が出て3日くらい横になっていた時期に歌集を何冊か読んだ。面倒で感想を書けずいるのだけど、ぼちぼち次の日記くらいから更新したい気持ちがある。数年前にひとから歌集をたくさん譲り受けたことがあり、それらはいわゆる短歌のブックガイドにわかりやすく載っているようなものではなく、いまは書店で売ってないようなものだったり私家版のものだったりする。そうして積んでいるなかから、いくつかを読んだ次第だった。まだ30冊くらい残っている。

 

4月のはじめからBSでアニメ「響け!ユーフォニアム」が再放送されているので毎週見ている。去年に1度見たので2周目になる。毎週アニメを追うという体験はしたことはなくて、当時みていた人はこんな気持ちだったのかなと分かりつつある。放送された当時の私はまさに現役中学校吹奏楽部として部活に行っていて、ある程度話題になっていたのを覚えている。ただテレビでしか見る手段がなくて、アニメを親の前で見たり深夜に見たりする習慣もなかったためなんとなくスルーしていた。見ていたらなんか少しは違ったのかなあ、と思いを巡らせてしまう。1周目に見たとき、齋藤葵さんが退部するシーンでなんというか群像劇としての決意みたいなものを見た気がしていいなと思ったのが印象に残っている。再放送されている回ではまだそこまで行ってないけど。彼女の抱える葛藤とそれゆえの退部は分かるものがある。あなたはあなたの決断した道を進むし、わたしはわたしの決断した道を進みます、そこには歩み寄りもなくて、それがそれとしてあること。1期の前半で描かれるような楽しくやればいいのか本気でやるのかのスタンスの対立って、部活に留まらず今後ずっと付きまとってくるんだろうなという予感がある。

 

小学生くらいの頃はその頃流行っていた曲が世界にある曲のすべて、みたいな感覚があったことを思い出した。いまになってみるとそんなわけがなくて10年以上前でもいい曲ばかりだし、なんというか流行っている曲って運の部分もかなり大きいんだろうなという気がしてくる。学校からの帰り道に町の電気屋さんみたいな小規模なお店があって、ある日その前に在庫処分みたいに無料で持って行っていい物品がたくさん置かれていた。いま考えると、お店というよりは家でいらなくなったものだったのかもしれない。その中に回転式のCDラックがあったのを不意に思い出した。とても歩いて持って帰れるような体積でもないし必要もなかったのだけど、いまになってあれが欲しくなっている。