nikki_20221022「ゆるふわ樹海ガール」

 

起きたのは昼頃だったが、ひとつのものを完成させたり、集まりに参加したり、詩集を読み終えたり、いろいろなことができてよかった。夜にフォロワーの方がスペースをしていたので聴いた。ボカロPの石風呂氏・ひいてはそのバンド活動について3時間ほど語る……という内容でよかった。そこまで語れるほど私は詳しくない。だけど、どのような遍歴を辿って知ったのだろう?メモ的に私と石風呂氏について書いてみる。

 

私がボカロというものに触れたのは高校生のときだった。そのときに石風呂氏を認識していたか?といえばしていたのだけど、聴いていたのはyoutubeでおすすめに出てきた「ゆるふわ樹海ガール」と「壊れぬハートが欲しいのだ」くらいだったと思う。特に前者は有名だという認識だった。なんとなくコードを押さえてギターをじゃかじゃか弾くことをしていたのだけどネットで調べたらコードも出てくるし、比較的おさえやすい曲だったのでひとりで弾き語ることも多かった。たぶん暗記してコード弾きできるようになった2,3曲目くらいだった気がする。

 

大学に入ってから「オシャレ大作戦」でネクライトーキーというバンドを知った。そのあとも「こんがらがった!」などでいい曲だな~と思っていたのだけど、ふとしたことでギターが朝日廉氏(石風呂氏の別名義)だと知って驚いた。別にそれつながりというわけでもない?けど、音楽サブスクに入ったことが大きかったので色んなアーティストを聞くようになり、1~2年くらい前から石風呂名義だったりネクライトーキーだったりのアルバム曲を聞いて今に至る。この間ネクライトーキーのライブにはじめて行って知らない曲があったり、なんの曲か分からなくてサビでやっと「きらいな人」なのか~と気づくような感じでやっている。ライブでは君はいなせなガールがよかったです。

 

氏の曲は励ましてくれる…というか自分の弱さだったりを世界のせいにしつつも少しずつ向き合い、そして乗り越えるとかではなく肯定して生きていくそのままをポップに歌っている、そういう良さがあるねと思っています。眠らずに朝9時にこれを書いているので文章が変になってきた。

 

10選などおこがましくてできないのだけど「助平コミックス」はピアノアレンジと疾走感に対比される歌詞の馬鹿さ加減が(複数回日記で言及しているけどふざけていることに真摯な作品が好きなので)本当にいいし、「ワンツーハロー」は今年のはじめ頃に何回も聴いていたと思う。スイングしている感じのリズムが好きなのと、歌詞(下記)が存外に明るいわけでもない微妙な距離感というか人とのふれあいみたいのがあっていいなあと思っています。自分の人付き合い観に近いのもあるかもしれません。

 

今、僕の心さえも 誰も知らずに
見た目や形だけの その表紙を
少しもめくらずに 連れ去るでしょう
もし そうでも愛してよ

今、君の心だけ 何も知らずに
見た目や中身やらの その全部に
少しだけ触れながら 笑うでしょう
一緒に帰ろうよ

 

「ばいばいスーパースター」は概要欄に「終わったり始まったりする歌です。」とあるように、始まることと終わること、その酸いも甘いも全てひっくるめて前へ進んでいくような切実さが好きです。終わることは悲しいけど新しい始まりでもあるし、始まることは希望に満ち溢れているようでも長すぎる道のりがずっと続く絶望でもある、ような

 

ネクライトーキー名義だとMVが出ているのは軒並み好きだったりしますが、アルバム限定だと「夏の雷鳴」が好きというのはTwitterで数回言及している。2年前の自分に代弁してもらう。

 

夏の夕方の雨が降ったあとの湿った空気と匂い、切ない気持ちや孤独感、やるせないけど生きていこうとする心情の変化とかが詳細に脳裏に浮かんでくる曲で素晴らしい。たぶんそういう記憶への憧憬もあるし、純粋に綺麗なメロディーが聴いているだけで沁みるのだよなあ。ネクライトーキーはちょっとずつ聴いていってます。

日記_2021/3/12「アニメを見たりした1日だった」|遺失物届|note

 

眠いので唐突に終わる。おやすみなさい。