nikki_20220319「ボカロ近況」

 

 起きたのが15時ごろ、ずっと作業をして20日の朝になった。その朝にこの日記を書いている。書いたら寝ます。3月初旬にプロフェッショナル初音ミク特集の話を書いたのだけど、最近はボカロの話をしていないので短く思ったことなどをたくさん書いてみる。

 

 

 

 

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 こちらの記事で述べた濁茶さんがTwitterで試みにスペースをされていた。聴いてみたところ、自分についてかなり言及されるということがあった。対談などではなく氏がひとりで色々話すなかで記事へのレスポンス、内容を拠点として話題が広がり、お話してみたいというような話も出ていたため恐縮だった。文章を読んでお話ししたいと思っていただけるのは嬉しいことで、そこを自分の将来にも生かせたらよいのにな、と改めて思うなどしていた。

 

 時間帯は深夜でリスナーは20人もおらず、しかしそのなかにねこむら(catnap)さんもリスナーとしておられたので自分の話題が聴かれているという緊張感があった。というのも、ねこむらさんの「サイゼのない町」や「レイジー・クルーズ」を好んで聴いていたからである。思い出して未試聴だった「ねこは意外とのびますEP」など、いくつか聴いてみる。「まほろポルカ」などかなりよかった。少し前の日記でボカロで暖かい曲が流行らない云々などと書いたのだけど、このような曲も数万回再生されているのである。それは知っていたけど、改めて嬉しくなった。うまく言語化できないがSAKEROCKだったりの音楽性がこうしてボカロという形で独自に残されて行っているのはよいことだ。自分も一端を担いたい。

 

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 日記で数回書いたことがあるが私は別の名義でボカロ曲を投稿する試みをしており、純粋に音楽だけでどれくらい聴かれるかを知りたいという理由から特にこちらでは触れていない。しかしこういうことがあると、文章を投稿したりmad的なものを投稿したり傍らでボカロ曲も投稿し、全部ここに集約してもよかったのかなと思ったりもしている。もう遅い?のでしませんが、こちらでボカロ曲を投稿するみたいなことはできるかもしれない。ボカコレのリミックスでボカロ曲だけの柴又を出すとか…。実際「ゴー・トゥー・大都会」の月裏さんなんかはmad作者でありボカロ曲も投稿している。

 

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 稲葉曇氏の新しいアルバムから「きみに回帰線」が先行で配信されている。これがよくて何回も聴いている。「ノンユース」だったり「ひみつの小学生」もそうなのだけど、学校モチーフと相性が特によい(もちろんほかの曲も全部よい)と感じる。この曲も「朝の会」「授業」「筆箱」「ずる休み」「時間割」「いらない給食じゃんけんしよう」など特に小学校を思い出させる単語が多用されているが、歌愛ユキの幼さとか学校の空気感などが灰色っぽさと合っているのだろうと思う。これが火種となりアルバム「アンチサイクロン」など稲葉氏の曲を何回も再生する事態になっている。

 

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 そもそも歌愛ユキの声がたぶん私の好きな声質であり、それにギターロックが合わさっているところが大きいと思う。稲葉氏のギターロックはどこらへんが由来になっているのだろう。

 

 あとこのグッズ用の歌愛ユキがかわいかった。大人っぽい小学生だ…。歌愛ユキのソフトは持っています。

 

 

 AHSは最近読み上げソフトを発売していて、ちょっとSNSで話題になっていた。

 

 

 

 

 

 

 並んでよく聴いているのは柊マグネタイト「マーシャル・マキシマイザー」であり、これはわりと前に花譜の公式曲として出たものであった。ここでも言及していた(まだ内容をアップデートしてない)。なぜいまになって聴いているかというとこれを素材にした音madが流行っており?複数投稿されていて、それを見た影響である。

 

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 感情としては悔しいけど好きですというもので、なぜならこの曲をはじめて聴いたときの感想が流行りに寄せてきたね~というものだったからだ。サビで「マキシマイザー」を連呼する、Bメロで早口の難しい単語を畳みかけ、歌詞も語感重視で抽象性高め、イラストは一枚絵に単色背景少女と流行り属性てんこ盛りである。しかしイラストは有名なイラストレーターさんに頼んだわけではなさそうで、それでも流行っているところを見るとやはり曲だな…と感じる。ともあれやはり好きであることには変わりない。これのリミックスがあったりしないかsoundcloudを見てみると花譜のアカウントがあって曲があがっていたが、本物かは分からない…。たぶんそうだと思う

 

 これは今日投稿されていたmad

 

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 YOASOBIが(YOASOBIとしての)処女作である「夜に駆ける」で一発でバズったのはすごかったな、と思ったりした。長いことやって流行りに寄せたというより、最初の作品で世間に訴えてウケたのはAyaseさんの作りたいものと求められているものが綺麗に一致した証左ではないか、と思う。もちろんボカロでの経験はあったのかもしれないが、そこではあくまでボカロを聴く層からの反応しか得られなかったはずで、最初に世の中一般へ放ったのが「夜に駆ける」だと私は考えている。

 

 一方でツミキさんの「NOMELON NOLEMON」はYOASOBIほどバズっているとはいかないまでも、それでも彼のしたい音楽をやっているなあというのが伝わってきてよい。アルバムはまだ全部聴けていないのだけど、先日MVが出ていたnight drawもよかった。途中でいきなりバンドサウンドになるのとか、アウトロでゆっくりと加速していくのとかは生演奏主体でやっていく意味のある試みだと思う。もちろんボカロでもよいのだけど、情感のある歌詞は人間ならではな気がするし、そこに合う音楽として生演奏のグルーヴ感、それを伴った加速感がある。アルバムのラストなのもいいですね。

 

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 もうボカロの話ではないけど、三月のパンタシアパステルレイン」もかなり前の曲だけど最近改めて聴いている。どうやら作曲は堀江晶太さんらしいので無縁ではない。すごいのが2番後の間奏で8分の7拍子になるところで、イントロから繰り返されるリフを4分の4拍子のときとほぼ変わらないまま8分の7に落とし込んでいる点である。どうなっているか分からない。

 

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 好きな時に好きなものを聴いているという感じです。おやすみなさい。

 

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