nikki_20220626「マシュマロ回答_名前」


 この日は日曜、図書館に2日連続で行こうと思っていたのだけど暑さで断念した。疲れすぎてもいけないし、溜まっていることもこなしていくべきだという判断による。前日ちゃんと牛丼とか夜に食べたのにぜんぜん眠れず、作っている曲をずっといじったりして朝を迎えた。ぜんぜん夜に眠くならないのは本当に困る。結局起きたのは午後だったけど、詰んでいたことはこなせたのでよかった。調べ物は進まなかった。

 

 

 

 

 

  マシュマロがひとつ来ていたので返信します。ありがとうございます…!こちらも「もしよければ」(つけなくてもいいです)の気持ちで僭越ながら思いついたのを言ってみます。「両替機観測所」です。意味はありません。

 

 僕は名前を名乗ることを忌避している部分があり、それは名前を作ると社会的な顔や責任が増えるみたいな気がしているからですね。ゆえにゲームとかで名乗る名前も新しいのじゃなくて「遺失物届」とかにしておきたくもある。没個性的でありたいみたいな気持ちもあり、どこにでもあるものの名前だけど被るのは嫌(これは没個性というテーマに矛盾しているように見えるかもしれないが、同じ名前を名乗っている人と勘違いされたりするのを避けるため)という理由で遺失物届を名乗っています。

 

 ゆえに命名するのはましてや責任がすごいのでラフに考えました。本当につけなくてもいいですからね…。でも名前は思い通りにならないところに本質がある、というのは「名前が増えると責任が増える」みたいな自分の考えに通ずるものがある気がして面白いですね。名前を名乗ることは社会とか共同体のなかで生きるための必須の条件で、それはこちらが望まなくてもつけられて社会に取り込まれていく…みたいな不自由さというか。

 

 ところで小学校高学年~中学にかけて図書館に通い詰めていたころ、村上春樹氏が読者からの質問に答える本ばかり読んでいた時期があった。『「そうだ、村上さんに聞いてみよう」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける282の大疑問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか?』や『「ひとつ、村上さんでやってみるか」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける490の質問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか? 』、『村上さんのところ』などなど。それ以外の作品はほぼ読んでいないのだけど、ある程度ドライかつユーモアのある回答や質問のユニークさが癖になって好きだった。おすすめです。そこでも頻繁にあったのは「ハンドルネームを考えてくれ」という質問で、そのたびに何とも言えない名前を付与する村上氏のことをちょっとだけ思い出していた。有名なものだと山中伸弥氏に「AB型の伊勢海老」という名前をあげたこともあったな。連続してたくさん命名できるのもひとつの才能なのかもしれない、とおもう。おやすみなさい。