nikki_20220309「小説を書いていた」

 

 起きてからある程度の作業をして、午後から労働に赴いた。正社員の人が帰ったあともやるくらいに業務が長引いたので申し訳なかったうえ、分かっていたことを指摘されるような事態があったので悔しかった。効率が悪いんだろうなと思いつつ、もしかして自分はこの業務に限らずやることなすことの効率が悪くなる癖があるのか…という可能性に思い至っていた。ひとりでやっていると、客観的に見て指摘してくれる人がいない。だからいつの間にか悪い手段を踏み続けているのかもしれない。したいとは思わないが、シェアハウスや同棲の利点というのはそういうところにもあるのかもしれない。帰っていると泣きじゃくった子供が道の真ん中で立ち止まっていて、困っている親がいた。どうすることもできなかったが、響いている嗚咽には同情を禁じえなくて、分かるよ…と思いながら通りすぎた。コンビニでストロングゼロのロング缶を買って飲んでみて、0時ごろに寝ました。

 

 

 

 

 これは日記を書いているきょう知った報道だが、ウクライナで小児病院が空爆されたというのを聴いて悲しくなっている。明言するのも違う気がしてしていなかったのだけど、前に募金をしたのでした。PC購入以外でほぼ手を付けていない奨学金からです。日本は3/9がミクの日ということで盛り上がっていたが、その裏でこういうことが起こっているのでなんとなく素直に乗り切れなかった部分もあり、でもそれとこれと別といえばそうなのだけど複雑ではある。

 

 

 

 

 記事を公開した。更新するまできょうがミクの日であることを意識してなくて、する直前に偶然でキリがいいなと気づいたのでした。特に「密かなる交信曲」の濁茶氏は相互フォロワーであるため、記事を更新することに謎の緊張感がありましたが、自分が書いたものはなるべく残して発信しておくべきとの意図から公開しました。

 

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 少女終末旅行のmadを複数見ていて、度々出てくる「終わるまでは終わらないよ」という言葉が気になり出てくるのがEDの「More One Night」であると知って聴いた。いいですね。漫画だけ読んだ身としてはこんな明るめの曲調なんだ、という驚きがあった。原作を冒涜しているとは思わないのだけど、漫画だけが先にある状態から依頼されてこの曲を作り上げてしまうヒゲドライバー氏のすごさみたいなものを考えていた。もちろん製作委員会のみなさんも含めてこのような曲をEDにしましょうね、みたいな会議があって作られたと思うのだけど、原作からこの曲を編み出して納得感を与えられる曲作りや声優さんの技量みたいなものがある。EDはつくみず先生の手書きっぽいので見てみると、ざらざらした質感・モノクロの映像がついていた。これが音楽と相まってまた不思議な雰囲気を醸しているな、と思った次第でした。映像も含めてひとつの世界観として見えてくる感じがよかったです。

 

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 周囲で小説を書いている人が散見されたので、自分と小説を書くという行為について述べてみる。高校のときに小説を書いていた。文芸部に所属していて定期的に刊行される雑誌に小説を寄稿していた。できれば皆勤したかったので毎回書いていて、毎回自分が一番長くなっていた記憶がある。とはいっても最長でも1万字くらいでありそこまで長くはないし、質もそこまでだと思う。高校ということもあり、学年が上になるほど忖度というか上下を気にしない忌憚のない意見みたいなのはもらいにくかった感がある。しかしそういう団体に所属し、締め切りとかがないと自分で小説を書くのは厳しかったはずで、いい場所であった。

 

 書いていたのは推理小説で、いまの自分が評するならほぼクイズのようなものである。ただ謎を描いて「分からなかったでしょ、騙されたでしょ?」みたいなことをしたかっただけで、別に媒体は小説でなくてもよかったのではと思う。僕は幼少期から手品や錯視などが好きではあった。そうやって人を驚かせたり騙すみたいなことに興味があって、その欲を推理小説の執筆という行為によって解消していたのかもしれない。もちろん推理小説には京大推理小説研究会が会員に出すような「犯人当て」という純粋なクイズとしての側面を強化したものもあるのだけど、そうでない小説としてやるのであれば、やはり謎と解決+解決による人情を織り込んだりしたものを書きたい気持ちがある。生涯にひとつくらいは長編を書きたいという思いはあり、それを何かしらの賞に応募してみたい。恩田陸の「蜜蜂と遠雷」にミステリを絡めた吹奏楽コンクールバージョンみたいなのとか、あったら楽しそう。日記はその練習としての意味もあるのだけど、なかなか実行に至っていません。しかしいま4月までにひとつ小説を書かないといけない状態にはあるので、少し勘を取り戻さないとと思っている次第です。おやすみなさい。

 

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