nikki_20220222「猫のいた町」

 

 日記のタイトルにある日付からも分かるように2が連鎖する珍しい日だったため、色々盛り上がっている様子が散見された。最近は21時くらいに寝落ちするのが常になっているため、余裕で22時22分に寝ていて何もなかったです。同様の理由で午前2時も寝ていたし、午後2時は労働の真っ最中だった。午前は早くに起きることができたので、事務的な相談のために外出→図書館で本を眺める→弁当を買って外で食べる、という有意義な過ごし方が珍しくできたのでした。午後は労働で、自分の作業の不手際を指摘されて図星だったのでうぅ…となるなどした。定時までにで終わらせるべきひとつの作業があり1→2→3と分割して行っていたのだけど、実際は1、2、3を同時に進行したほうがもっと効率がいいし、別日のシフトの人はもっと効率よく終わらせて定時より早く上がっている、みたいなことが発覚した。これはひとえに生真面目さとか、気質によるものなんだろうなと思う。複数のタスクを管理するのが苦手なのもありそう。まあ改善してみたいと思います。

 

 

 

 

 2から連想して猫に関する話も複数見かけたが、いま住んでいる場所では野良猫を見ないなとは思う。実家の周辺はいたるところに猫がおり、家の敷地内に糞をされて困るということもしばしばだった。極めつけは家の前に猫の死体があったことがありました。家族が車で外出していてがらんと空いていたスペースにぽつんと横になった猫がいた。たぶん学校から帰って鍵を持たず家に入れなかったので、親が帰るまで向き合っていたのだったな。損傷もなく姿勢的に寝ているのかな…と思っていたのだけど、虫が近くを飛んでいたので死体かも、という雰囲気は感じていて、帰ってきた親曰くそうだったらしい。休日か祝日で、おそらく電話しても引き取りとかには来てくれなかったので父がビニールシートにくるんで裏に放置して後日引き取られたらしい。通学路で猫の死体をみることもあった。かわいいのだけど、増えると困りものだなとはその町に住んでいた経験では思う。

 

 連想する話だと、小~中学生の時に荻原朔太郎「猫町」を読んだことがあった。意外と今になってこの作品について触れられた話を見聞きすることがあるので、読んでいてちょっと自慢げになることもある。話自体、散歩していて猫のたくさんいる知らない街に迷い込んだかと思ったら、知っている場所だった。という散歩短編小説みたいな話なので、散歩は好きだからこれも好きなのだけど、読んだのはかなり前なので再読したい。

 

www.aozora.gr.jp

 

 

 

 

 日記に添付する写真として度々出しているこの猫の写真ですが、これは昨年の8月くらいに夜を徹して朝までどこまで歩けるか、6時間くらい歩き続けたときのもの…深夜の国道で見かけた猫です。昼間にはほぼ猫を見ないような街でも、夜になると意外といるらしいということがそのときの発見だったな。広い車道とかを渡れるのは夜の間しかないわけで、そういう意味で猫にとって車道は川みたいなもの、「車道は川」という認識は小学校のころの自分が考えていたことと同じだったのでちょっと感動していた。車道は川で、住宅の集合は島だなと思っていたので。写真からも分かるように至近距離でじっと撮影しても逃げなかったので、怯えていたのか人馴れしていたのか…。この猫のいた町や、この猫はどうなったんだろうと思うことがあります。おやすみなさい。

 

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