nikki_20231217

 

親戚の容態がよくないという話を聞いていて、しばらく実家からの連絡が途絶えていた。久しぶりに連絡が来て年内に持つかどうか分からないという話を聞いた。そうなると人生で最も暗い年越しを迎えて、新年一発目のイベントがお葬式になる可能性がある。こわい。毎年帰省をするとちょっとしたごたごたを傍観するような出来事が1回はあるなー、というのが実感だったけど、楽しく普通に過ごす時間が大半で大きな断絶や不和はない。ただ今回はそんなものではないずっしりとしたものがある。プレゼンとか注射とか(注射はまったく平気ではある)嫌な出来事が確定しているのもつらいが、悲しい出来事が確定しているというのもなかなかつらいと思った。たぶんどこかでどっと泣くときが来るだろうし、いつかはわからない、数ヵ月後かもしれないが、何かが堰を切って出るときが来ると思うとどんよりする。そこまでずっとぼんやり悲しくて、悲しみの途上にいることになる。少し遠い親戚の葬式に出たことはあったが、よく知る人のそれは初めてである。締切から目を背けても結局は向き合うことになるというのはずっとやっているが、それに似たものがある。ただ締切はある程度タイミングを自分で選んで向き合うことができるが、こういうことは否応が無しに突然向き合うことになるので重い。ひとりのことでこう親族がざわめいている一方でいま虐殺も起こっていることも考えると、いたたまれない気持ちになる。