nikki_20230126「タイトルがかっこいいから読みたい本」

 

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逆に読んでない本について語る、という試みはかつてやったことがあり、またやってみることにした。ただし今回は積んでいるというわけではなく、そもそも手元にすらない本、だけど読みたいなと思っているものたちです。つまりは読みたい本リストというわけで、こういうものはだいたいSNSで見かけてメモしているものが大半になる。あとはタイトルがなんとなくかっこいいから、というもの縛りでいきます。

 


山内志郎『新版 天使の記号学 小さな中世哲学入門』
https://www.iwanami.co.jp/book/b440436.html
天使の記号学、という響きがかっこいい。ただし難解なんだろうなと思っている。

 

玉村豊男『料理の四面体―東西美味発見法』
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784877380649
これは本の概要を見るに、普通にユニークな論で面白そうである。ただし問題点はいまは手に入らないというところだろうか。古本市に行ったりしたらチェックしてみたい。

 

加藤夢三『並行世界の存在論 現代日本文学への招待』
https://www.hituzi.co.jp/hituzibooks/ISBN978-4-8234-1181-6.html
かっこいいし内容も気になるが、3000円くらいする。あとは取り上げられている作品は知らないものが大半で、ネタバレしてしまうのではないかという危惧がある。まあ読書オタクの一般教養みたいな作品ばかりなので、読んでない自分が悪い。

 

ジェニファー・マイケル・ヘクト『自殺の思想史 抗って生きるために』
https://www.msz.co.jp/book/detail/09069/
これをタイトルがかっこいいとするのはよくなくて、単に前から気になっている本。どのように考えられてきたのか気になる。

 

コルサタル『コルタサル短篇集 悪魔の涎・追い求める男』
https://www.iwanami.co.jp/book/b248474.html
外国文学は総じてタイトルがかっこいい傾向にあると思う。失われた時を求めて、いざ最悪の方へ、罪と罰重力の虹など。これはなんとなく短編集でとっつきやすそうなのと、前に『南部高速道路』という短篇の評判を人から聞いたので読んでみたい。その前に手元にある『伝奇集』『競売ナンバー49の叫び』も読まないといけない。これらもタイトルがかっこいい。

 

法月綸太郎『生首に聞いてみろ』
https://www.kadokawa.co.jp/product/200704000298/
ミステリは読みたい本しかないのだけど、その中でもタイトルがかっこいいのはこれかもしれない。

 

永井亘『空間における殺人の再現』
https://ajirobooks.stores.jp/items/63ba84185ff423428b178a86
最近刊行されて話題になっていた歌集だが、あまりたくさん刷られているわけでもなさそうである。つまりは大きな書店でもあるか怪しくて、そのうち手に入らなくなるのではと思っている。入手したい。

 

佐藤弓生『世界が海におおわれるまで』
http://www.kankanbou.com/books/tanka/classics/0430
歌集。この人の短歌がずっと気になっていて読みたいのだけど、買えずにいる。『眼鏡屋は夕ぐれのため』『薄い街』『モーヴ色のあめふる』などほかの歌集の名前もかっこいいのだけど、『薄い街』なんかは絶版していた気がする。この『世界が海におおわれるまで』は読みやすく手に入れやすくするために刊行されたシリーズの一環なので、また買いたい。