nikki_20220128「マシュマロ_POTSUNEN」

 

 マシュマロを2つ保留していたので、昨日と今日の日記で回答する2つ目です。

 

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 2か月くらい前のものに今更回答するという……。

 

 

 

 

 

youtube.com

 

 丸の人は小林賢太郎氏の「Potsunen『 ○ ~maru~ 』」という公演の最後の演目で、こういうのは公演を丸々(丸だけに)通して見たほうが100倍楽しめると思ったのでそうしようと思っているうちに先延ばしにしてしまったのでした(言い訳)

 

 よかったです。いままでのコントの伏線回収要素はそこまでだったのだけど、それは別に必須とされていることではないのであまり重要度は薄くて、とにかく幻想的だなあと。ネタバレすると最後の一人二役みたいな演技、腕だけ他人のものとして演技するみたいなやつがすごかったです。

 

 公演全体を通した感想を述べると、まあ本当にすごい人だなあとため息しか出ない。氏の作品を見ると笑うようなところも「すげ~」という感嘆のため息になって出てしまうことが多いです。仕込まれている笑いがいちいち言葉遊びだったりで上手いので。「アナグラムの穴」とか、面白さより手つきのなめらかさとかにずっと唸っていた。

 

 そして今回思ったのは、氏はいい意味で子供みたいな人だなあということだった。たとえば「ガジェットショー」では指を人に見立てて、てくてく装置の上を歩く劇みたいなものがある(これはほかの公演でもあった)けど、あれなんか幼いころ車窓から流れる家をマリオみたいにジャンプする想像から考えたのかなあ、と思ってしまった。

 

 これはどう分類すればいいのか分からないけど、そういう子供心にワクワクするような仕掛け(折り紙とか言葉遊び、けん玉とか)を忘れずに極め続けて高度な演劇の技術、ナンセンスな笑いと結びつけて昇華しているような人なんだなと思いました。だからこそ多くの人に支持されるような良さがあるのかもしれない

 

 しかし「採集」みたいなブラックな笑いもできてしまうので侮れないというかすごいなと。ちなみに「ガジェットショー」には五輪をモチーフにした仕掛けもあったのでちょっと悲しかったです。

 

 

 

 

 

 そんな感じで今回も楽しませてもらいました。ちゃんと見るまでに時間はかかるもののコントや公演が膨大なので、おすすめしてもらえるのはありがたいですね。おやすみなさい。