nikki_20221108「読書日記 その4(最終回)」

 

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だんだんと日記に書くことがなくなってきたかもしれない。毎日なんらかのアニメを見たりしていればわりとネタには困らないのかもしれないが、そういうのもない。本がそれにあたるのかもしれないが、まとめて書きたいという邪な意思によりできていない。「まとめて書きたい」というのは、たくさん書名が並んでいると沢山読んでいる感じが出て承認欲求が満たされるからだ。結局そういう卑俗な理由なのだし、そんなこだわりを捨てないと毎日は書けないのかもしれない。ということで今日はここ数か月で読んだ本を紹介する。さらにちらほら読んだ本を小出しに日記に書くことで、もう「読書日記」とかまとめて書くのもやめます。たぶん。

 

 

 


小島なおサリンジャーは死んでしまった』

 

読みたいと思っていたが、たぶんもう絶版していた歌集。図書館にあったので読んだ。作者もあとがきで述べているとおり「サリンジャーは死んでしまった」というのは青春時代の終わりを指している。表題歌で歌集ははじまるし、青春の終わり、恋の終わりを詠った連作もある。

 

第一歌集「乱反射」も読みたいと思いつつ読めてなくて、しかしアンソロジーなどで見かけた第一歌集のいくつかの歌から受けていた印象とは異なっていた。それも当然で、この歌集は大学から社会人になるころの歌をあつめたものらしい。第一歌集はたしか高校生のころの作品群である。より大人になった視点や、人生の機微が綴られていていい。

 

「今日の昼昨日の夜に食べたもの思い出せない祖父の夕暮れ」からはじまる連作「夕暮れ」には「父からのメールの口調が不器用で変だと笑う母の夕暮れ」などの家族の光景が切り取られている。家族のこういう光景って普遍的だな、いつの歌集だろうと思っていたら「2011年3月」という震災を詠んだ歌が出てきたりしたので驚いた。

 

春風のなかの鳩らが呟けりサリンジャーは死んでしまった

 

青春と呼ばれる日々はいつのまにか終わってしまい川沿いをゆく

 

ブラスバンドのバスの音ばかり聞こえつつはじめて愛を告げられし夏

 

いつの日か建造物を造りたい春には人が集まるような

 

メロンに刃刺し込むときに光あり遠い運河にいま橋かかる

 

 

 

 

つくみず『シメジシミュレーション』

 

面白い。少女終末旅行と似た会話のテンポ感はあるのだけど、虚しさとか切実さみたいなのは薄くてコメディ要素が濃い。少女週末旅行のチトとユーリらしき人間がしっかりとゲスト出演していのもよい。こういう作品の間でのゆるい繋がりみたいなのをやりがちな作家なのだろうか。メインとなるしめじちゃんとまじめちゃんの関係性はわりとしっかり百合っぽくなっていて、つくみず先生はそういうちゃんとしたきらら的なものがやりたいのかなと思ったりした。

 

幻覚でトリップしたような画面構成が時々出てきたり、めちゃくちゃやっている感じがある。しかし用いられるナンセンスなユーモアはこの人らしい。あとやはり「さかな」というモチーフが用いられがちなのは真面目に考えた方がいい気がするけど、意味とかないのかも。荻原朔太郎・ツァラトゥストラはかく語りきトゥルーマンショー・トポロジー、とかとか出てくるモチーフや作品がこの人だな~というのを感じさせてよい。いい意味で衒学的な感じがある。

 

3巻では立て続けに起こるナンセンスさがカオスを極めており、不穏ささえ感じるようになっていた。何巻続くのかな

 

 

 

 

高瀬 隼子『おいしいごはんが食べられますように』

 

芥川賞。読書会の課題として読んだ。変わった三人称の文体が用いられている。嫌いなので作ってくれたマフィンをわざと食べないとか、厄介な人が帰ってうれしいとか、そういうちくちくした嫌な描写が目立つ。自分はそんな小さな仕草を見るだけで不安でたまらなくなるのだけど、こういうのが普通なのかと思って働くのが嫌になった。これを感想として人に述べたところ、そこまで心配しなくていいと言われた。

 

食事が楽しめない主人公を徹底的に描いている。ケーキを食べている感触をおいしくなさそうに描く手腕などは感心した。私は食事最高!の側なので始終いら立っていたが、最後まで読むとこれは世界と合わない人の話なのだと分かった。そしてそういう相容れない点はみんなが持っているということでもある(ここまで読み取るのは考えすぎかもしれない)。決して体験しえない視点を味わう想像力の駆使、という観点を文学の醍醐味とするならいい作品だと思う。絶対に分からない視点を味わえたので。

 

 

 


年森瑛『N/A』

 

これも芥川賞。読書会の課題として読んだ。アイデンティティというのは10代にとって今も昔も切実な問題なのだけど、それをコロナやLGBTなど最新の時勢や価値観の横溢する世の中と絡めて描いた作品という印象だった。主人公自身がどの領域にも属したくないと願うように、作品自体も何が正しいかに寄らずありのままを写し取った感じがある。価値観を尊重しようとして、逆に型に嵌めてしまう……みたいなもどかしさもそのまま描写されていて分かる~となっていた。

 

まどかの身体は、まどかとは関係なく大切にされる何かになった。

 

押し付けない、詮索しない、寄り添う、尊重する、そういう決まりごとが翼沙を操縦していて、生身の翼沙はどこにもいなかった。

 

『家族が病に臥せっている人』に向けた言葉で

 

女子校が舞台だが、私には知りえない世界なのでディティールが興味深かった。Twitterのユーザー名が「信玄餅」だったり、インターネットの描写も細かい。あとはコメダが登場したりと、読書会ではネットミーム(?)から借用した描写の多用が指摘されていた。確かにそうだと思う。インターネットがお好きな方は、とても短いので読んでみてはいかがでしょうか。

 

 

 


稀見理都『エロマンガ表現史』

 

以前永山薫エロマンガ・スタディーズ』を読んだのだけど、それと一緒に買っていた本。スタディーズのほうはエロ漫画のジャンルが分かれてきた歴史を通して漫画そのものの歴史も分かる、という感じだった。こちらはより表現に迫っており、想像していた「エロマンガを扱う学問」のイメージには近い。

 

パラパラめくると資料として膨大なエロ漫画のコマが引用されている時点で既に面白い。黒塗り修正の種類や、乳首の残像を描く種類の分類など、中身もいちいち知っても意味がないような知識ばかりでよかった。とはいえ編集者や作家は真面目にこれらを考えているわけで、このジャンルだからこそ必要な創意工夫で培われる技術や描写があるという点はとても興味深い。

 

あとはたぶんいちばん例として引用されているの矢吹健太朗TO LOVEる』だと思う。改めて偉大さが分かった。

 

 

 


小笠原鳥類『小笠原鳥類詩集』

 

詩集。いちどギブアップしていたのだけど頑張って読み切った。言葉の意味の無さとそこから語感を感じ取るタイプの極致みたいだった。しかし用いられる語句は生物系のものばかりで不思議な感覚に陥った。何回か音読してみると楽しかったので、たまに音読して頭をふにゃふにゃにしたい。

 

どうすることもできないもの。内臓配線図の裏。烏賊の子供を深海鮫の卵の中からまろばし出でたるを、巨大な肉塊が怒り狂ってこの国唯一の怪獣映画を形成し始める。猫の標本の漂白された皮・河! 猫の耳の中(瓶)。
『標本は生きている』

 

 

 

 

荻原朔太郎『荻原朔太郎詩集』

 

おなじく詩集。『シメジシミュレーション』において登場したのと、有名なので通っておくべきだと思って読んだ。いま見返してみるとかなりたくさんの付箋を貼っていたので、それくらいには好きな言葉が多かったのだろう。流石に名作と言われるだけあってよかった。こういう孤独……みたいなのが自分の性にあっているのかもしれない。

 

「詩は神秘でも象徴でも何でも無い。詩はただ病める魂の所有者と孤独者との寂しい慰めである。」と君は云ふ。
北原白秋『序』

 

詩は言葉以上の言葉である。
『序』

 

とんでもない時に春がまつしろの欠伸をする。
『陽春』

 

すべての娘たちは 寝台の中でたのしげなすすりなきをする
『寝台を求む』

 

註。「てふ」「てふ」はチョーチョーと読むべからず。蝶の原音は「て・ふ」である。蝶の翼の空気をうつ感覚を音韻に写したものである。
『恐ろしく憂鬱なる』

 

なまあたらしい人間の皮膚の上で/てんでに春のぽるかを踊るときだ。
『春の芽生』

 

 

 

 

まだ読んだものはあるのだけど、キリがないのでまた小分けにして日記に書きます。一度にたくさん書くのは労力がいるのでやっぱりだめだ。

 

nikki_20221107「好きなツイート4」

 

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これが自動で生成されたものなのか、自作のものなのかは分からない。しかしバグった遠近感が醸し出す不思議さと、風刺している感じが絶妙な面白さを醸していて凄い。

 

 

 

 

@key_toyama 入店してアルコール消毒しようとしたら熱湯だった。あぶね。

 

これはおそらく2020年以前ではあまり通用しなかったツイートであろう。世界が一変したことで、当たり前に設置されていたものに対する意識ががらっと変わってしまう恐ろしさみたいなものがある。それがコンビニの入り口という日常の隙間にぬるっと現れていてよい。それにしてもこんなドアぎりぎりにカップ麺用のケトルを置くのも妙ではある。

 

 

 

 

@_lr___ 「恋ダンス」という言葉が現時点で あの曲のあの動き のみを示しているのは奇跡に近い

 

確かにな~と膝を打った。恋とダンスってわりと結びつきそうな行動だし、なんとなく求愛行動の別名っぽくもあるけど現時点ではあれしかない。

 

 

 

 

@wanx2_inu 21年生きてきた経験上、曲をオススメした時にすぐ聴いて感想くれる友達は大事にした方がいい

 

バズっていたけどあまり共感はできなかった。ゆえに好きなツイートというわけではないけど取り上げる。まず「へ~」とは思ったのだけど、「21年生きてきた」となると僕とほぼ同じじゃんとなった。確かに21年くらい生きてきたけど、別にそうは思わない。だいたいそういう友達がいないというのもあるし、私がおすすめという行為に責任を感じてできないのもある。ただ、私がおすすめするのが苦手だとかいうのはこのさい関係ない。確かにすぐ聴いてくれると印象がいいなというのはあるし、なるべく僕はそうするようにしている。意外と分かるかもしれないな。

 

 

 

 

@otgys ハッピーで埋め尽くして 岐阜県一帯治外法権

 

韻が固くて素晴らしい

 

 

 

 

@tatsumi2017 健康的に正常な人間が葛城みたいな人間を生み出せると思うな 作家はどっかがおかしくないといけないだろうが!!!

 

阿津川先生は過去に『紅蓮館の殺人』を読んだことのある推理作家さんで、この「葛城」というのはそこに登場する探偵だったりする。持病で大変そうにされている様子が最近はツイートから散見されていて複雑な気持ちになっているのだけど、そのなかのツイート。

 

note.com

「作家はどっかがおかしくないといけない」というのは分かる。このツイートも同じで、僕はそういう才能はトレードオフの仕組みで成り立っている価値観である。だから何か優れている人がいると絶対どこかが致命的に駄目だと思っているし、それがないと不安になる。ただ自分に対してこの価値観を適用しないほうがよくて、なぜかというと自分の駄目な部分をおざなりにする理由となるからだ。だから基本は100%の人間がいる前提で努力はすべきなんだろう。

 

 

 

 

@tomatoha831 研究者してると「この人天才過ぎる...」と落ち込むくらい頭良い人に遭遇するけど、そんな人達も「花見してたら崖から落ちる」「更新忘れて免許失効してる」「米が炊けない」といい感じにダメで安心する。

 

 

 

『ライザのアトリエ3』のビジュアルについていたリプライ。下ネタだけどそのまま過ぎて笑ってしまった。

 

 

 

 

@YokaiAzuki2 大学のパソコンでYouTubeのコメント欄に歌詞書いてる人目撃!

 

インターネットの向こうにいる人の人生を想起させる。いい。

 

 

 

 

@R18_livechat 5 時 8 分 前 だ
[匿名]
(2022/3/14-04:52:31)

 

 

@R18_livechat ビートボックス
[匿名]
(2022/4/8-00:53:51)

 

普通に考えても出てこない言葉すぎてすごい。

 

 

 

 

@yuu_iwatsuki Twitter、嫌なものを沢山見てしまうのでやめようと何度も思うのだけど、この「嫌」を避けたら最早現実を追えなくなると思うとやっぱりやめられない。追わなければ「どうでもいい」が増え「わたしには関係ない」になる。その多くの空気がこの国をこんな場所まで連れてきたのだと思うといたたまれない。

 

分かるしかなしい。僕もやめるつもりはないけど、既に「嫌」から逃げているのでほぼ同罪だと思う。戒め。

 

 

 

あとはなんか好きな短文をたくさん貼って終わります。

 

https://twitter.com/beRusehica/status/1576388674165825537?s=20&t=hGiqbQ836xBz4iOsNaTqhA

@beRusehica 町中の標識を180°回してから日曜日が始まる

 

https://twitter.com/33chuka/status/1573758981599731712?s=46&t=NvZiH9YjionyOMZ0FWMlGA

@33chuka 昔同い年だった人って今もか

 

https://twitter.com/koumuinsan/status/1575743754329149440?s=20&t=0bxxmEvLh8O-wOEBAb2Wyg

@koumuinsan 石にされたサラリーマンの呪いを解く前に、石像を削って美少女に変えてあげた。

 

https://twitter.com/shuumai/status/1576914973020016647?s=20&t=ve_laKjQKb6uic5_nnaBHQ

@shuumai とんこつ

 

https://twitter.com/walkingsushibox/status/1570818531125760003?s=20&t=vAmdcdwAL48JbJRpKHaR1A

@walkingsushibox 心中という死に関係のない二つの文字からできた美しすぎる死に方

 

https://twitter.com/kokakimumose/status/1580196755450519554?s=46&t=J04jYsPDSg8xADLwqXaFVg

@kokakimumose ご注文がなんだったのかはお前自身が決めろ

 

https://twitter.com/mjm_ui/status/1529040342150164481?s=20&t=KDI-iTFtoQOtn1tmEEdDfg

@mjm_ui でかい寿司に押しつぶされて死にたい

 

 

nikki_20221106「無題」

 

土日は意図的に10冊くらい(主に漫画)を読むことができてよかった。本の感想も長らく書いていなくて溜まっているので、年末までに1回くらいは書きたいし今年読んだ本みたいなものはnoteにもちゃんと投稿したい。

 

なんとなく個人情報などの観点から誕生日を明かしたくなくて、インターネット上の架空の誕生日を設定することにしている。それは大晦日(1年の間に1回は年を取るので)であり、なんとなく年末のお祝いムードとごちゃごちゃになるので良い。今日さらにこれがアニメ『たまこまーけっと』の北白川たまこさんと同じであることに気づいて、これでいいなと改めて思った。

 

今年見たそのアニメと劇場版『たまこラブストーリー』にはかなり衝撃を受け、いろいろ創作のモチベーションになったのだけど、1回しか見ていない。また見返したいと思ったが、おそらくdアニメストアなどでは現在試聴できないことに気づいた。Amazonで出品者を見ても新品の出品者はAmazon公式でない場合がほとんどで、まだかろうじてタワレコオンラインなどにはあることが分かる。つまりは新品の在庫が減ってきていることが予測されるわけで、これは買いたいなと考えていた。

 

tower.jp

 

追記:ふつうにレンタルなどしたら見られそうでした

nikki_20221105「食べたい・作りたい料理」


際立ってすることがあるわけでもない休日が久しぶりな気がして、本・ブログを読んだりCDの取り込みをすることを重点的にやっていた。食べてみたい・作ってみたい料理について書いてみる。純粋にいちど食べたことがあって、飯テロ的に食べたい!というのとは違い、興味がある……みたいなものたち。

 

 

 

 

シュールストレミングなど、癖のつよいもの

youtu.be

古いネタだけど、この動画はいまでもたまに見返して爆笑している(この日も見ていた)。単純にどんな臭いなのか気になる。わりあい納豆とか嫌いではなく、しめ鯖などもいけるので状態のいいものなら行けそうな気がするけどどうか。たしか高校のときに学校に持ってきた人がいた気がする? 持ってこようとした、のほうが正しいか

こういう癖のあるものだとパクチー、チャンジャ、ブルーチーズ、くさや、ホヤも食べたことがないので気になる。少し違うがウニも少し前に食べてうーんという感じだったので、いまはいけるか試してみたい。

 

 

 

 

クリームパスタ

park.ajinomoto.co.jp

作りたい。カルボナーラは頻繁に自作するけど、クリーム系はあまり作らないし買わない。理由はあまりレトルトで見ない(あっても高い)というのもあるし、生クリームや茸が必要だけどクリームパスタ以外の用途が思いつかないからである。ホワイトソース的なものが必要な料理自体、ソースを作るのが面倒であまり食べないかも

 

 

 

 

ガパオライス・魯肉飯

www.sapporobeer.jp

www.sbfoods.co.jp

もしかしたらバイキングなどでちょろっと食べたことはあるかもしれないが、どんな味かわからない。エスニック系は概して食べたことのないものが多い。

 

 

 

 

龍の髭・飴細工

youtu.be

youtubeで暇なときに飴細工などの動画を見ることがあるけど、食べたことはない。食べにくそうな気がするけどどうなんだろうか。あと何気にりんご飴を食べたこともない。理由はなんとなくおいしいのか分からないというもので、食わず嫌い(嫌いではない)している。最近はりんご飴専門店というかお洒落なお店もあるらしいので、行ってみたい。アップルパイも長らく食べてないなあ

 

 

 

 

ロールアイス

youtu.be

暇つぶしで見ることの多い有名なアイスだが、食べたことはない。親と妹はいちど食べたことがあるらしい。しょせん口のなかで溶ければ同じなので新食感とかでもないのだろうなと思うが、なにかしら独特な風味になったりするのだろうか。

 

nikki_20221104「健康でいたい」

 

ここ数日は昼夜逆転しながらすべきことをしたり、そこまで真に迫ってすることがあるわけでもないので本を読んだりしていた。いろいろ考えていると、気が付くとコロナ禍に直面して以降に私以外の家族全員がメンタルヘルスの問題で学校や職場を休み、精神科を受診するという問題を経験していることに気がついた。特にいじめがあったとか不仲とかではなく、諸々の環境の変化で疲労がたまったのが主要因だと思われる。

 

次は自分なのではという恐怖が背筋を走ったが、私は希死念慮やネガティブな感情にかられてひどく落ち込んでしまうということが本当にない。でもTwitterにはそういう人をたくさん見るので自分はおかしいのではないかと不安になってしまう。ないに越したことはないのだけど、いつ自分も病んでしまうか分からないので気を付けないといけない(気を付けていてもなってしまうものはなってしまう)。あとは心配かけないようにしないとね~と思ったりしていた。健康でいたい。

 

nikki_20221103「サブスクにないけど好きな曲」

 

 

このブログでは音楽の話を頻繁にする(語れることがそれくらいしかないので)。しかし大抵はサブスクにある曲ばかりである。ボカコレなどのイベントで投稿されたボカロについて書くときは別格だけど、それについて書くことも少ない。とりあえずサブスクでは聴けないけど好きな曲というのも確かにあるのでいくつか書いてみる。


じん,石風呂 feat. IA「僕らに喜劇を見せてくれ」

youtu.be

 

 

 

ボカロかい!となるかもしれないが、これはひときわ特別でCDでしか聴く術がない曲である。ゆえに上の動画は無断転載だったりする。ボーカロイドであるIAの何らかの記念で発売されたアルバム、その書き下ろしで石風呂・じん氏が共作した曲。両氏の曲のテーマが少年少女であるのに対して、この曲は大人になった彼ら/彼女らを当時の社会に即して描いている感じがある。とにかく歌詞がよく刺さる曲であり、これをはじめて聴いたのは数年前だと思うのだけど先日聴いたらもっと身に迫ってきたので普通に泣きそうになってしまった。


相対性理論「Q/P」

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サブスクにないアルバム「正しい相対性理論」に収録された相対性理論の曲。リミックスアルバムなのだけど、この曲はオリジナルで、同じく収録の「Q&Q」もすきです。いちおうPVがあるのだけど、ひたすら曲の内容との意味が分からなくていい。ふざけているふりもなく、本当に関係ない映像が垂れ流されている気持ち悪さがあっていい。

 

ヤツメ穴/イワシがつちからはえてくるんだ

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作者のことなどよく分かってないので言及しませんが、いわずもがな有名な2曲


月ノ美兎「うそつき - 月ノ美兎 cover」

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歌ってみた、もまたサブスクにないけど好きになりがちな項目である。そこまでたくさん聴くわけではないのだけど、これはなぜかyoutubeのプレイリストに入れていたのでいまだに聴いている。2019年ごろの舌足らずな感じとウィスパーボイスがいい

 

歌ってみたってここらへんくらいしか知らないかもしれない。

【歌ってみた】気になるあの娘 covered by 花譜 - YouTube

ヤンキーボーイ・ヤンキーガール -《楓刀京明千葛》Cover - YouTube

悪魔の踊り方を歌いました / rei sirose - YouTube

 

台詞イントネーション作曲の楽曲群

nico.ms

 

nico.ms

 

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音madは当然ながらサブスクにはない。既存曲を用いたものをあげるとキリがないので、オリジナル曲を用いているもの。これをわざわざ読んでいる人には言わずもがなかもしれないが、台詞イントネーション作曲の代表的楽曲(だと思っている)。「台詞イントネーション作曲」で検索すると上位に出てくるやつくらいしか知らないのでエアプだけどいつかやりたい。

 

vtuber関連の台詞イントネーション作曲だとうちこみまにあさんも好きです。

youtu.be

 

 

SoundCloudにある楽曲

あとはsoundcloudとかbandcampもまたサブスクにない楽曲ばかりというか、それ自体がサブスクみたいなひとつの音楽サービスではある。私はほぼsoundcloudを周回してブートレグを見る…くらいだけど、そのなかでも特に好きなものをあげる。

 

砂糖协会「去剪海的日子」

https://soundcloud.com/plastic-ank/8sjrtopcp1gw?si=dcd02d86b53b45eca070ed8ed371c81e&utm_source=clipboard&utm_medium=text&utm_campaign=social_sharing

これすき!音ゲー用に書き下ろされた中国語のシティポップ。

 

前線 / zensen「[Electro Swing] Lost in Jive」

https://soundcloud.com/zensen9/lostinjive?si=11fffabf20f148a98d28d951c3e69f45&utm_source=clipboard&utm_medium=text&utm_campaign=social_sharing


Electro Swingは神

 

Sobrem「【BOFXVII】 Sobrem × Silentroom - Rand

https://soundcloud.com/sobrem/random?si=761e91e9af044d6ca966ffd15718cadb&utm_source=clipboard&utm_medium=text&utm_campaign=social_sharing

何やってるかわかんなくていい。

 

Mr.Asyu「Summer」

https://soundcloud.com/mr-asyu/summer?si=0d8df468d9334a2b9a56f1c45ac7d8ce&utm_source=clipboard&utm_medium=text&utm_campaign=social_sharing

音mad関連でおそらく知らない人はいないであろう曲。サブスクに出てほしい。

 

NIWASHI「庭師/NIWASHI - 地球儀[Model Of Earth]」

https://soundcloud.com/n1wa5h1/niwashi-model-of-earth?si=e9503b93797c45deac7a43df3c4ba61c&utm_source=clipboard&utm_medium=text&utm_campaign=social_sharing

いいジャズ。


ハナカミリユウ「ふた※のきも※は※んとの※みつ × de1irium」

https://soundcloud.com/hanakamiryu/delirium?si=905cd23ed3ee47f7913a48fac9f317b6&utm_source=clipboard&utm_medium=text&utm_campaign=social_sharing

キルミーベイベーEDとほかの曲のマッシュアップ。100回くらい聴いた。

 

ハナカミリユウ「温かい指先」

https://soundcloud.com/hanakamiryu/yubisaki?si=518eb0eabf234be681008dc72a1c611e&utm_source=clipboard&utm_medium=text&utm_campaign=social_sharing

リズ青のリミックスはあまりない気がするのでうれしい。

 

92歳「マシャマキ」

https://soundcloud.com/92sai/jw1p4u5kwyds?si=35269ceae7f54e808b8ee5e578f72489&utm_source=clipboard&utm_medium=text&utm_campaign=social_sharing


青ウニ「【全部大コンピ】青ウニ vs DJ Raisei - バャンパイア2」

https://soundcloud.com/laisei/deko72ikisugi?si=7d0f7efe17be4159a266e4896e7fd9e2&utm_source=clipboard&utm_medium=text&utm_campaign=social_sharing


naari4 「Caramell11111」

https://soundcloud.com/naari3/naari4-caramell11111?si=13a5f107a040445a9e08c46e6aa20a79&utm_source=clipboard&utm_medium=text&utm_campaign=social_sharing


λμκικαζε「アーメンは正直だって言ってんの」

https://soundcloud.com/yukikaze-322710989/vmwmnnlbbauw?si=cb813b875a624dbcab1330b80ff28ddb&utm_source=clipboard&utm_medium=text&utm_campaign=social_sharing


7_7「ピノキオピー feat. 初音ミク - 神っぽいな (7_7 bootleg)」

https://soundcloud.com/7_7-nananana/feat-7_7-bootleg?si=31e65c63530640f982fda19f196c37ae&utm_source=clipboard&utm_medium=text&utm_campaign=social_sharing


こういう音割ったりめちゃくちゃしてる高速のブートレグを聴いて爆笑したいときがある。

 

naari3「ちゃんみおロジック」

https://soundcloud.com/naari3/chanmio?si=8674480013e24d129e35fac7c96ffb61&utm_source=clipboard&utm_medium=text&utm_campaign=social_sharing

これは音mad寄りだと思う。かわいい。

 

あとは既存曲のいろんなリミックスで好きなものを雑多にあげます。もっと掘りたい。

 

 

aosushi「SAKANAMON - ミュージックプランクトン (Amen Punk edit)」
https://soundcloud.com/aosushi/amen-punk-edit?si=18d00b93749a4c069bdc0193f68db220&utm_source=clipboard&utm_medium=text&utm_campaign=social_sharing

 

M!R4「うまぴょい伝説(M!R4 Jersey Club Edit)(Rework)」

https://soundcloud.com/user-947886536/mr4-jersey-club-editrework-2?si=465f786989af414eacebbf81a0f22d37&utm_source=clipboard&utm_medium=text&utm_campaign=social_sharing

 

Jade「はるまきごはん - メルティランドナイトメア(Jade Remix)」

https://soundcloud.com/ja_de_ite/melty-land-nightmare-jade-remix?si=a4676056cc914b6da640463714f1d0f3&utm_source=clipboard&utm_medium=text&utm_campaign=social_sharing

 

Tomggg「恋 (Tomggg Remix)」

https://soundcloud.com/tomggg/koi_tomggg-remix?si=478234c44c0947cb84d773dfa2b27125&utm_source=clipboard&utm_medium=text&utm_campaign=social_sharing

 

higedriver「More One Night (Hige Driver Remix)」

https://soundcloud.com/higedriver/more-one-night-hige-driver-remix?si=d8010c101b7d4f1c92ca137f3515562c&utm_source=clipboard&utm_medium=text&utm_campaign=social_sharing

 

Sixstylez / 6Tan「P丸様 - シル・ヴ・プレジデント(6Tan Bootleg)」

https://soundcloud.com/6tan-892783589/p-6tan-bootleg?si=00226ab2726d402898134f741101a0fc&utm_source=clipboard&utm_medium=text&utm_campaign=social_sharing

 

Angeart「アマカミサマ (J-Core Edit)」

https://soundcloud.com/angeart/amakamisama-jcore-edit?si=3cf7c58bbf1940b7a2422bb753f0ddc1&utm_source=clipboard&utm_medium=text&utm_campaign=social_sharing

田中秀和……。

 

nikki_20221102「誕生日の価値」

 

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なんとなく誕生日のことを思っていた。ここで誕生日があまり楽しめなくなってきている所感について書いた。でも別に悪いことではなくて当たり前なのだと考えた。結局のところ、大半の人にとっての「誕生日の価値」は生まれたこと自体にはないだろう。こういう価値観は幼い頃から醸成されるわけで、「今日生まれたんだな、ここまで死ななくてよかった」と毎年思っている子供がいたら怖い。やはり幼少時代は「なんとなくおいしいものが食べられたり、買えないものが買ってもらたり、人から祝ってもらえる日」という認識になってしまうのではないか。それらは大人になるについて与えられる側から与える側になっていく。子供ころの価値観に依存していると、はしごを外されて誕生日の価値が分からなくなる。あくまで大多数の人を想定した話ではある。

 

おいしいものを与えられたり買えないものを与えられる機会は少なくなっても、人に祝ってもらうという機会だけは大人になっても変わらないのかもしれない。ただ僕は昔も今も親くらいからしか誕生日プレゼントをもらったことがないので、よく分からない。