nikki_20221006「好きな歌詞」

 

特になにかしたわけでもなかった。そもそもこれを描いているのは12日なので、追い上げたい。

 

好きな歌詞をメモするようにしているのだけど、まだ10も記録されていない。本当はもっとあるのだけど、メモしようと思っては忘れてしまう。そもそも自分にとっての好きな歌詞は「座右の銘のようにずっと記憶に残っている」というよりも「音楽と一緒になって聴いたときに立ち上がっていく」ような気がしていて、久しぶりに再生して「あ~これ好きだったな」と好き度が急上昇してまたぼんやり薄れていく。つまりは音楽と一体に記憶が結びついていて、聴いているときが一番好きという感じ。そのなかから2つくらい書いてみる。

 

一段低いところに置いたシャワーがたまらなくこの上なく愛しかったよ

クリープハイプ「愛の標識」

 

これは過去に呟いたことがあるのだけど技巧的だと思う。相手とシャワーを共用する関係だったこと、自分より相手より背が低いこと、過去形であること、短いフレーズから読み取れる情報が多くてすごいなあと思います。

 

逆さのベーゼンドルファー 青いドッペルゲンガー タイプライター 机上の音楽

People In The Box「子供たち」

 

こっちは逆にまったく繋がりが分からない言葉を並列することで詩情を醸し出している。短歌でもある手法。ベーゼンドルファースタインウェイみたいなピアノのブランド?らしいけど逆さなのは分からない。とにかく謎でアウトロでコーラスみたいにこの単語が繰り返される。最初の3つは全てaの脚韻を踏んでいるので心地よい。ネタバレするとこの曲は3曲入りのEPラストの曲で、気持ちのよいアウトロが突然前触れなく途切れて終わるという不穏な曲でもある。それがこの単語の並列からもちょっと漂っているようで、でもわけもなく好きだなあと思う。

 

次はもっと長く書けるようにストックします。おやすみなさい。