nikki_20220705「センチメンタル/秘密の時間」

 

 なんとか朝6時に起きることに成功し、カレーを作ったりした。しかしその料理で疲れてしまい、肝心のするべきことは1時間くらいしかできなかった。労働に赴いたが想定上に作業量が多く、発狂しそうになりつつ灼熱の作業場で細かい数を数えていた。結局定時より30分ほど残業した。朝と昼は食べたのでよかったが、ずっと脳のエンジンがかかりっぱなしのようだった。これで帰って作業するのは無理だと思った。無理だった。18時から2時間くらい床で気絶していた。このようなことはまだ数回しか経験していなかったが、ふつうに疲れたのだとおもう。起きてから食事をとったりしていまになる。

 

 

 

 

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 もともと好きだったけど最近あらためて何回も聴いている楽曲として、さよならポニーテール「センチメンタル」「秘密の時間」がある。なんというかどちらも初夏の雨上がり、吹き抜ける爽やかな風を感じて好きです。直近で見た響けユーフォニアムあたりのことを考えながら聴いたりして、勝手にオタク・重ね合わせで煩悶したりしている。

 

 ともあれ重ね合わせなんかしなくても素晴らしくて、まずは「センチメンタル」はひたすらに青くて眩しい。サビの歌詞は以下。「むきだしのような情熱が誰か傷つけても今の為だけに生きた」ってもう青春の甘いところも苦いところも、すべてがこれに集約されているフレーズだと思いませんか…? 2番の「まけたって まけたって ずっと走ったよ」とか「何度傷ついても」なんかも本当に眩しい。

 

1番

がむしゃらに がむしゃらに
 信じられたよ 未来を 自分を
まだむきだしのような情熱が
誰か傷つけても 今の為だけに生きた

 

2番

まけたって まけたって
ずっと走ったよ 心は叫んで
まだ遠過ぎる光の方へ
何度傷ついても 眼差しは明日へ

 

 この歌詞のようにずっと最初から最後まで走っていくような曲で、眩しさに目を焼かれそうになる。ひたすら何かに取り組む姿・それを描いた作品を見るほど自分は…となるのでよくないのだけど、これも例にもれずそういう曲である。ストリングスや微かに聴こえるアコギのざらざらした音など優しさのなか、鋭利な思いを秘めたやわらかな言葉が乗せられていくのが本当によい。

 

 

 

 

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 「秘密の時間」はリズ青あたりのことを思ってしまうのだけど、そんなことはどうでもよくて百合の曲です。「3人の女子高生の三角関係という切ない恋愛ストーリーを描いたアップテンポのポップチューン!」と公式MVにはあり、切なさを孕みつつ速めのテンポでこれもまた最後まで駆け抜けていく曲でよい。歌詞も通してみると全部が全部よいのだけど、サビで繰り返される「忘れないように約束をしよう 夢中になって輝いた私たちはここに置いて行こう」や「このまま同じ時間に溶けるように光になれ」「でも言うよ ちゃんと 思い出になる前に」あたりとか切なくて素晴らしい。二度と戻らない1回限りの時間をどうにか掴もうとするけど、爽やかに決別していくやり切れなさ、それが爽やかな声と音楽に乗せて綴られていく。映画バージョンとフルバージョンがあるのだけど、どちらもいいですね。うーん百合の曲ってあまり多くは知らないのだけど、いまのところ一番すきといってもいいと思う。これもストリングスのアレンジが上手い。どちらも何回も聴いていて、夏の入り口くらいに聴けたのはよいことだと思っている。おやすみなさい。